最近、なんだか毎日がしんどい。
大きなトラブルがあったわけじゃないけど、なんとなく心が重い。
そんなふうに感じている方へ、今日は一つの小さな物語をご紹介したいと思います。
それは、デール・カーネギーの著書『道は開ける』に出てくる話です。
Contents
🌳 巨木とカブトムシの話
あるとき、誰もが見上げるような太くて立派な巨木に、
一匹の小さなカブトムシが入り込んでいました。
巨木は長年、嵐にも、風にも、雨にも耐えて立ち続けてきました。
でも、その小さなカブトムシが中で静かに木を食い続けた結果――
やがてその巨木は倒れてしまったのです。
カーネギーはこう語ります。
「私たちを倒すのは、大嵐や大災害ではなく、
日々の中の“ささいな悩み”や“ストレス”だ。」
😓 大きな問題より、小さな“トゲ”のほうが厄介なことがある
日常の中で私たちを一番疲れさせるのは、
実は「上司のひと言」や「無意識の我慢」「無視されたLINE」「先延ばしにした小さな用事」など、
**大ごとではないけど、じわじわ心を削る“小さなトゲ”**です。
- 「あのとき、あんな言い方しなくてもよかったのに…」
- 「自分だけが損してる気がする…」
- 「たいしたことじゃないのに、なぜか気になって眠れない」
そんな感情を、軽視せず、大切に扱ってあげることが大事です。
☕ 巨木のように、気づかぬうちに蝕まれないために
あなたの心は、嵐にも耐えられる立派な巨木かもしれません。
でも、その中に入り込んだ「小さなカブトムシ」を放っておくと、
ある日突然、ぽっきりと折れてしまうかもしれません。
だからこそ：
- 小さなモヤモヤは書き出して整理する
- 自分の心に「何が引っかかってる？」と問いかけてみる
- 信頼できる人に軽く話してみる
- 一人の時間でリセットする
といった、“メンテナンス”がとても大切です。
🧘♀️ 「何もしていない時間」は、心を守る大事な作業
忙しい日々の中で、「立ち止まる時間」を取るのは勇気がいります。
でも、何もせず、ボーっとする時間こそが、
心の中のカブトムシを見つけて、追い払うチャンスなのです。
「ちゃんとしなきゃ」と思わなくていい。
「休む理由」なんていらない。
今、ちょっと疲れてるだけ。それだけです。
✅ まとめ：心の中に“カブトムシ”はいませんか？
あなたが倒れる理由は、嵐じゃない。
心の中で静かに動く、小さな何かかもしれない。
だからどうか、自分の内側に耳を傾けてください。
「私は今、何に疲れているんだろう？」と。
今日という日が、自分をいたわるきっかけになりますように。
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